はじめに
本記事をご覧いただきありがとうございます。
先日購入したbirdyに輪行コロを取り付けてみました。あわよくば輪行コロがキックスタンドの代わりになるのでは?と期待していたのですが、期待とは違う結果になりましたので記事にしました。
私のようにキックスタンドを取り外したい、birdyをお座りさせたいと思っている方の参考になれば嬉しい限りです。
結論
birdyに輪行コロを取り付けてもキックスタンドの代わりにはなりません。
折りたたみが苦手な方や、折りたたんだ時の安定感を求める方におすすめの製品です!
birdyのカスタムパーツ”輪行コロ”とは
輪行コロは俗称で、その名の通り輪行する際に折りたたんだまま転がして運べるようにする便利なカスタムパーツです。
私はFolding Wheel Stainlessという製品をローロオンラインストアで購入しました。
なぜ購入したのかというと、ブロンプトンのようにおすわりさせたかったからです。
ブロンプトンはキックスタンドがなくても、下の写真のように後輪だけ折り畳むことでスタンドなしで自立します。
この姿は通称おすわりといいますが、実はbirdyも輪行コロを取り付ければおすわりさせることができるんです。そこで私は
birdyもおすわりできるなら、もしかしてキックスタンドを取り付けなくて済むのでは?
と思い、この輪行コロを購入、取り付けてみました。
折りたたんだ状態で転がして運べるようにするカスタムパーツ
輪行コロは折りたたんだ状態で前輪側を持ち上げることで、引いて運べるようになる便利アイテムです。
輪行コロは純正も非純正もオプションパーツとしてもさまざまな種類が販売されていますが、大きく2種類の製品があります。
リアキャリアに取り付けるタイプと本体に直接取り付けるタイプです。
私は本体に直接取り付けるタイプの輪行コロを購入しました。
純正品はリアキャリアに取り付ける
純正品はリアキャリアにホイールを取り付けて使うタイプです。
- リアキャリア:18,700円(2022年1月時点)
- トローリーホイール:5,500円(2022年1月時点)
合計24,200円と、転がすためだけに購入すると考えると、少々高いですね…。
重量もリアキャリアだけで635gあるので、結構重たいです。
今回購入した製品はコロだけを本体に取り付ける
私が購入したのはコロだけを本体に直接取り付けるタイプです。
価格は8,580円、重量262gと純正品よりもコンパクトで安くて軽い製品でした。
私はローロオンラインストアで買いましたが、Amazonや楽天でも一応売ってます。
(製品の質が不安なので、私は買いませんでしたが…)
birdy Airに輪行コロを取り付ける理由
輪行コロを取り付ける理由は主に2つあると考えています。
1つは本来の使い道である折りたたんだ状態での運搬を楽にするという理由。
もう1つは私と同じく、ブロンプトンのようにおすわりさせたいという理由です。
折りたたんだ状態での持ち運びを楽にする
折りたたんだ状態での持ち運びを楽にするというのが、輪行コロの本来の用途です。
私が輪行コロを買ったきっかけはブロンプトンのようにおすわりさせたかったからですが、輪行コロを取り付ける一番大きな理由はやはり輪行しやすくなることでしょう。
この製品をbirdyに取り付けると、写真のように折りたたんだ時にコロが地面に接地します。
この状態でフロント側を持ち上げることで、折りたたんだまま転がして運ぶことができるんです。
例えば私の住むアパートは家の前やエレベーターが狭いので、アパートを出るときは折りたたんだ状態、アパートの外に出てからbirdyを展開します。
そんなときに輪行コロを取り付けていると、わざわざ重たい自転車を担がなくても外まで運べるようになります。
これが輪行コロを取り付ける1つ目の理由です。
ちなみにフロントラックを取り付けるとさらに輪行しやすくなるみたいです。
フロントラック…ほしい…
キックスタンドを取り付けたくない
私が輪行コロを買ったのはキックスタンドを取り付けずにすむかも?という期待感からでした。
私を含め、キックスタンドを取り付けるのに抵抗がある方って結構多いんじゃないでしょうか。
走りには全く必要ないし、見た目も悪くなることが多く、重量も増すなど取り付けたくない理由は考えればいくらでも出てきますよね。
ブロンプトンはおすわりで自立するので、キックスタンドを取り付けなくても実用に困りませんが、birdyは標準仕様だと壁に立てかけるしかありません。
ということで
ブロンプトンみたいにおすわりさせたい!キックスタンド取り付けたくない!
という一心で迷いなく輪行コロをポチりました。(だったらブロンプトン買えよ、というツッコミはさておき…)
しかし冒頭でお話したとおり、残念ながらこの目論みは失敗に終わります。笑
birdy Airに輪行コロを取り付けてわかったメリット/デメリット
輪行コロカスタムは、カスタムする前のイメージとカスタムした後の使用感にいい意味でも悪い意味でもギャップがありました。
ここでは実際に輪行コロを取り付けてみてわかった、3つのメリットと1つのデメリットについてご紹介します。
メリット1|リアキャリア+コロに比べて400g軽い
輪行コロの重さは、測ってみたところ262gでした。
買うときはそんなに意識してませんでしたが、結構軽いですよね。
純正品を取り付ける場合はリアキャリア+コロを取り付けることになるので純正品と比べておよそ400gほど軽いことになります。
リアキャリアを使う予定のない、けどコロは取り付けたいという方には軽量なカスタムとして良い選択ではないでしょうか。
メリット2|折りたたんだ状態の安定感が増す
折りたたんだ状態で転がすことができる輪行コロは、折りたたんだ状態で自立しやすくなります。
通常birdyを折りたたむとホイール2つとシートポストの3点で支えます。
(このときシートポストはしっかり下まで下げないと自立しません。)
この状態でもそこそこ安定するので折りたたんだ状態でのさらなる安定感を求める人は少ないかもしれません。
ところが輪行コロを取り付けると思っていた以上に安定感がアップしたので驚きました。
まず写真のように接地する範囲が広くなるので、バランスが良くなります。
通常はホイール〜シートポスト端までだったのが、ホイール〜輪行コロまで広がります。
また、接地点が4点になることで赤色の範囲で描いた面で支えることになるので水色で描いた3点固定よりも安定します。
このように輪行コロを取り付けることで、取り付ける前は特に不満も感じていなかった折りたたみ時の安定感アップというメリットが得られます。
メリット3|折りたたみが楽になる
輪行コロを取り付けていると折りたたみや展開が楽になります。
リアだけ折りたたんだ状態でも自立する=おすわりできる ようになるからです。
おすわりできるとフロント側をたたむときに自分で支える必要がないので、フロントフォークに傷をつけないように、自然に折りたたみ作業をできるようになります。
私は駐輪するときにおすわりさせたくて輪行コロを買いましたが、折りたたみも楽にできるようになることには買ってから気づきました。
私のようなbirdy初心者やbirdyの折りたたみに自信がない方は取り付けてみてはいかがでしょうか。
デメリット|キックスタンドの代わりにはならない
最後にデメリットを1つ言わせてください。笑
冒頭でもお伝えした通り、この製品唯一のデメリットは輪行コロを取り付けてもキックスタンドの代わりにはならないということです。
なぜ代わりにならないか?それはブロンプトンなどに比べて圧倒的にバランスが悪いからです。
コロを取り付ければリアだけ折りたたんで自立することは可能です。
とはいえバランスがとてもシビアで、左右方向に少しでも力が加わったらたちまち倒れてしまいます。フロントホイールをしっかり横を向けておかないとバランスが取れず自立しません。
これだといつ倒れるか不安で、とてもその状態で目を離すことはできなくなります。
実際Twitterのフォロワーさんでとある先輩birdyオーナーの方は
しばらくキックスタンドなしで運用していたそうです。しかしおすわりだと何度も倒れてしまったので結局キックスタンドをつけることにしたのだとか。
このように、おすわりできなくはないけど残念ながら輪行コロはキックスタンドの代わりにはなりませんでした。やはり通称のとおり輪行のときに折りたたんだまま転がして運ぶための製品でした。
おわりに
では私は輪行コロでおすわり運用をしていたので買ったばかりなのにたくさん倒してボロボロにしてしまったのか?というと実はそんなことはありません。笑
正直な話、キックスタンドの代わりにはならないだろうなと勘づいていたので納車時からキックスタンドは取り付けてました。笑
キックスタンドは写真を撮るときにも便利ですし、折りたたむときも後輪を浮かせて変速させるのによく使ってます。
やっぱりキックスタンドはとても便利ですね〜。これからは輪行コロとキックスタンドどちらも使う運用にしたいと思います。
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