【iPad】キーボードのスペースキーを押すと青い枠が出てスペースが入力されない原因と解決策

はじめに
結論
スペースが入力できない問題が発生
誤動作の原因はフルキーボードアクセスのショートカット設定でした
フルキーボードアクセスによる誤動作の解決方法
おわりに

はじめに

本記事をご覧いただきありがとうございます。
今回はiPadに外部キーボードを接続してスペースキーを入力する際に起こった不具合について
原因と解決策をお話します。

こんな方におすすめ

iPadでエディタを使うとき、スペースを入力できないことがある
iPadでブログを始めようと思っている

結論

フルキーボードアクセスのショートカットキー設定を見直すことで解決しました！

スペースが入力できない問題が発生

スペースキーを押すと画面の一部が青くなる

私は普段typeというエディタアプリを使ってブログを書いているのですが
スペースを入力しようとすると、なぜか画像のような青い枠が表示される状態になっていました。

これはフルキーボードアクセスという機能の1つで、アクティベートという現象です。
ただこのときは何が起きているかわからず、文章中にスペースが入力できずに困ってしまいました。

フルキーボードアクセスとは

フルキーボードアクセスはiPad OS 13.4から搭載されている
外部キーボードを使ってiPadを操作する機能です。
簡単にいうとショートカットの種類がグッと増える機能です。
フルキーボードアクセスを有効化すると
例えば
[Tab]+ [H]：ホーム画面に戻る
[Option]+ [Command]+ [D]：Dockを表示
などが使えるようになります。
もちろんショートカットキーの割り当ては自由です。

アクティベートとは

アクティベートは、外部キーボードを使ってiPadを操作するための機能の1つです。
さきほどの青色になった状態がアクティベートされた状態です。
この青色の領域では、タッチする代わりにキーボードでも
iPadを操作できるようになります。
このアクティベートにスペースキーが割り当てられていることが
誤動作の原因のようです。

誤動作の原因はフルキーボードアクセスのショートカット設定でした

アクティベートにスペースキーが割り当てられている

ということでアクティベートとスペースキーが関連付いていることに気づいたので
キーボードの設定を調べてみました。

「アクセシビリティ」→「キーボード」→「フルキーボードアクセス」→「コマンド」

を開くと、たしかにアクティベートにスペースが割り当てられていました。

これが誤動作の原因でした。

フルキーボードアクセスと文字入力は別認識される

フルキーボードアクセスをオンにした状態で文字入力を行うと
アプリ側（文字入力）と OS側（ショートカット）の機能が重複してしまい、意図しない動作をします。

アプリ（文字入力）：半角スペース
OS（ショートカット）：アクティベート

同時に処理され、結果としてアクティベートが優先して動いている状態になっていました。

矢印キーとTabキーも誤動作する

一度アクティベートされるとフルキーボードアクセスのショートカットが有効化されます。
そのため、意図せずアクティベートされると
カーソルの移動などでよく使う矢印キーや、Tabキーなども誤動作してしまいます。

フルキーボードアクセスによる誤動作の解決方法

アクティベートのスペース割り当てを解除する

設定アプリを開き、以下の項目まで進みます。
「アクセシビリティ」→「キーボード」→「フルキーボードアクセス」→「コマンド」

デフォルトの設定では
「アクティベート」に「スペース」が割り当てられているので
これを削除するか、ほかのショートカットキーを割り当てればOKです。
私は[Option]+[Space]に設定しています。
スペースキー以外にも誤動作しやすいショートカットは併せて解除しておきましょう。
私は矢印キーとTabキーも使いにくかったので解除しました。